3/2(土)に阪神競馬場で行われる、チューリップ賞(GⅡ)の危険な人気馬について紹介していきたいと思います。
チューリップ賞出馬表
阪神JFの勝ち馬、ダノンファンタジーが圧倒的な人気ですね。
続いて、アルテミスSの勝ち馬で、阪神JF4着のシェーングランツが2番人気。
この2頭が抜けた人気になっていますね。
チューリップ賞は人気馬が堅実に走る傾向にあるので、人気馬で決まる可能性もありますが、桜花賞トライアルでもあるので、権利を取りに来た馬が人気薄で走るというのも、ちらほら見られます。
今回で言えば、ノーブルスコア、ブリッツアウェイ、シゲルピンクダイヤなどは是が非でも権利を取りたいと思っているはずです。
福永騎手は3着に持ってくるのが上手いので、1着は狙わず、もしかしたら権利を取りに来る競馬をするかもしれませんね。
そんな中で、人気馬で疑問視しているのが「シェーングランツ」です。
シェーングランツを疑問視する理由
エンジンのかかりが遅い
この馬の特徴として、促されてから伸び始めるのに、とにかく時間がかかるところ。
阪神JFでは内枠も影響したが、追い出されてからすぐには伸びないところを見せた。
ゴール直前になって、ようやく伸びているのを見ると、距離は長い方がいいと思う。
とにかく跳びが大きい
まぁこれに関しては、阪神1600mでマイナスになるポイントではないのですが、いかんせんアルテミスSでの走りが良かったので、東京向きの走りなのではと思う。
アルテミスSの走りを見てみましょう。
3番の馬がシェーングランツです。
とにかく脚を高く上げ、歩幅が大きいことが分かります。
歩幅についての記事はこちら。
とにかく歩幅が大きく、大跳びな馬なので、距離が長い方が他の馬に比べ、相対的に優位に立てるのではないかと思います。個人的に今年のオークス馬はこの馬だと思っています。
武豊は前哨戦で脚を計ることが多い
今まで何度も見てきましたが、武豊騎手は権利のある馬に乗ると、とにかく本番に向けて予行練習をしがちです。
最近で言うと、エアスピネルの神戸新聞杯が当てはまるでしょうか。
これまで先行していたエアスピネルを、後方からレースを進めさせ、どれくらいしまいの脚を使えるか試しました。
結果は5着。武豊騎手としては、それまで正攻法のレースで皐月賞、ダービーと結果が出なかったエアスピネルを、何とか勝たせようとした上での判断だったと思います。
結果的に、菊花賞では3着(私は絶対に馬券内はないと思っていました)に持ってくることができました。
まぁ、要するに前哨戦で勝ちに行く競馬はしないということです。
今回であれば、今まで内でもがいて結果が出せなかった「シェーングランツ」を、大外に出して、直線勝負をすると思います。これが結果的に展開が向くこともあると思いますが、私は2、3着かと考えています。
以上、チューリップ賞の展望でした。