中山記念のおさらいを。
第93回中山記念(GⅡ)結果
ウインブライトが中山適性を見せつけ見事勝利。
自分で言うのもなんですが、今回の予想は完璧でしたね。
中山記念の記事はこちら↓
結果としては、分析通りになりました。
上がりに差が出ない。「好位から、そこそこの脚」を使う馬が来る。結果と上がりタイムを見ても、まさにその通りの結果になったのではないでしょうか。
レースラップ
マルターズアポジーが逃げると、締まったレースラップになるよなあという感想。
ラップとしてはラスト2F最速だが、淀みないレースラップで、上がりの競馬にはなっていない。
そして何より、全体時計が速い。過去10年の中山記念のタイムを見てみましょう。
過去10年で見ても、1番速いタイム。正直、これだけ時計が早いとウインブライトはきついかなあと思っていましたが、この馬場で勝てたのは成長の証でしょう。
各馬総評
1着ウインブライト
中山適性もズバリだったが、去年と比べても、かなり成長していると感じた。
最内枠からスタートし、マルターズアポジーを行かせて無理なく先行。そのまま4コーナーでは、スワーヴリチャードが内にいたので、少し外目を回して勢いをつけ直線へ。
正直、去年に比べるとロスのある競馬だったと思うが、最後までしっかり伸びた。
直線の入り口で見ると、スワーヴリチャードと横並び、ステルヴィオが1馬身後ろにいる状況なので、本来直線の追い比べで勝負したくないウインブライトにとっては、結構厳しい位置取り。しかも、割と速いラップを要求されての1着だから、見事だと思う。まぁここがメイチだったのも大きいかな。
2着ラッキーライラック
かなりピッチ走法の馬なので、小回り中山は向くという話をしていたが、良い走りだったと思う。
元々、高速馬場でも切れる脚を使えているし、ピッチ走法だし、馬格もあるので道悪も大丈夫だと思う。
歩幅が小さいので、長距離よりはマイルぐらいがベストだと思うので、これからも期待。
石橋騎手とも手が合っているし、成長力がないと言われるオルフェーヴル産駒としては頼りの1頭になりそう。
3着ステルヴィオ
うーん、まぁテン乗りにしては良く持ってきたと言うべきなのか微妙なライン。
1800mの適性はこの中でも高い方だと思っているし、欲を言えば直線入り口で、ウインブライトを気にして追い出しが遅れたことが不満かな。良い脚は見せてくれたと思う。
4着スワーヴリチャード
やはり右回りだと、ぎこちない面が出てしまったと思う。ミルコなりに工夫して乗っているのは良く伝わった。というのも、右回りだと右にモタれる癖があるので、外枠から内に潜り込ませた。これはミルコなりの工夫だったと思う。ただ、直線では思うような脚は使えず。やはり左回りの方が良いのは間違いないだろう。
5着エポカドーロ
悪くはなかったと思う。ただ、この馬にとっての誤算は、時計が早すぎたことかな。
ウインブライトと違い、この馬に速い上がりを求めるのはまだ酷だったのかも。距離も、もう少し長い方がいいのかもしれない。適条件としては、宝塚記念、有馬記念あたりかなあ。
6着ディアドラ
まさに前哨戦といった感じ。この馬の凡走を予想できたのは自分を褒めたいところ。
おそらく前に出そうと思えば出せたのだろうけど、あくまでこの馬にとって中山記念はドバイの前哨戦。変な癖が出ないように前に出さなかったということで、ほぼ間違いないと思う。
以上、中山記念のレース回顧でした。