まず、中山記念のメンバーを見てみましょう。
中々の豪華メンバーですね。
GⅠ馬5頭が出走予定です。
軽~く、中山記念の年齢別成績を見ましょう。
中山記念 過去10年年齢別成績
やはり、若い馬の台頭が目立ちます。
4,5歳の勝率が高いですね。ただ、6歳馬の回収率が高いのが、このレースの難しい所でしょうか。
そんな中、何から入るか難しいこのレース。
中山記念を予想する上で重要なポイントを一つ見つけました。
それは、上がり(切れ味)が重要視されないレースだというところ。
具体的に見てみましょう。
ここ3年の中山記念が例年と違う?
簡単に説明すると、上がり3位以内の脚を使っていない馬が勝っているということです。
過去10年の勝ち馬と、位置取り、上がりタイムが載った表を見てみましょう。
ここ3年の上がりタイムに色がついていないことが分かります。
つまりこれは、「勝ち馬の上がり3ハロンタイムが、3位以内ではない」ということを示しています。
これは、近年の傾向でもあり、中山記念特有の傾向でもあります。
このコースは、上がりタイムに差があまり出ないコースなのです。
去年の中山記念を例に見ていきます。
2017年 中山記念(GⅡ)
勝ったウインブライトは、上がり4位の脚を使って、好位から抜け出す競馬。
好位から、そこそこの脚。
これが、中山記念の必勝法ですね。
上がりに着目して見てみると、上がり1位を使ったペルシアンナイトが34.4。勝ったウインブライトが34.9なので、ペルシアンナイトが差し切れるわけがありませんよね。
全体的に見ても、そこまで上がりタイムに差がありません。
つまり、いくら切れる脚を持っていても、その力を発揮しにくい舞台だということ。
これは、かなり重要ですね。
こう見てみると、今回人気が予想されるディアドラや、ステルヴィオあたりは、後ろからの競馬が予想されます。仮に後ろからの競馬になると、十分差し損ねも考えられるのではないでしょうか。
中山記念のキーワードは「好位から、そこそこの脚」です。お忘れないように。