2019年の東京開催が始まりました。
ここでもう一度、東京ダートの特徴をまとめます。
そもそも、東京ダートには1300m、1400m、1600m、2100mの4種類があります。
今回は、主要レースである1400mと1600mをまとめます。
東京ダート1400m
ダート1400mは、芝スタートではなくダートスタート。
純粋なダート適性が問われるコースだが、東京ということで直線が500m近くある。
やはり直線で、末脚が使えることが重要でしょう。
このコースのポイントは3つ。
・距離延長より距離短縮
・米国血統
馬体重があるかどうか
※今回、紹介するデータは1,2月の東京開催の未勝利、500万の過去5年分データです。
ダート全般に言えることですが、基本的に馬体重のある馬が走ります。
さらに、1,2月の冬場開催なので、ダートは乾いて重くなりがち。よりパワーのある馬が走ることになります。
実際、データを見てみましょう。
重ければ、重いほど走るという面白いデータですね(笑)
少なくとも、480キロぐらいは欲しいですね。
大型馬が絞って、500キロ以上あったりすると、特に狙い目なのかもしれません。
距離延長より距離短縮
距離短縮理論については一度まとめましたので、良ければこちらをご覧ください。
東京ダート1400mはローテーション的に、中山1200mから来る馬がたくさんいます。
これが危険な人気馬となります。特に、中山1200mで先行した馬は東京1400mに来ると、かなりきついです。
また後でも説明しますが、距離延長が不得意な米国血統が、前走1200mで先行しているときは基本的に消しましょう。前走、距離別成績はこちら。
思ったほど差はなかったですね。
ただ、明確に言えることは、距離延長で買える馬は、前走差し届かなかった馬を買うようにした方がいいでしょう。
つまり、距離短縮では、「前走先行して粘った馬」。
距離延長では、「前走差してきたが届かなかった馬」が買える条件と言えるでしょう。
そして、共通して「末脚が使える」というのは必須の条件でしょう。
米国血統
先ほどの距離短縮理論と並行して使うべきポイントですね。
まずは過去データの種牡馬別成績から。
米国血統の種牡馬がズラリというメンバー。
やはり、ダートスタートで純粋なダート適性が求められるため、米国要素は必要ということでしょう。
血統については、こちらをご覧ください。
基本的に考え方はシンプルです。
米国血統は距離短縮が得意なので、距離短縮の米国血統は◎
距離延長の米国血統は×
これだけを意識して買いましょう。
東京ダート1600m
ダート1600mはダートスタートではなく芝スタート。
必然的に芝を長く走ることができる外枠が有利になります。
基本的に外枠が有利という点以外は、ダート1400mと同じです。
・距離延長より距離短縮
・多少の芝要素も必要?
馬体重がある
これもダート1400mと同じです。
ダートは基本的に馬体重のある馬を買いましょう。
では、データを見てみましょう。
※このデータは東京ダート1600m、1,2月の未勝利、500万の過去5年データです。
やはり、480キロ以上かどうかで成績が大きく変わりますね。
距離延長より距離短縮
これもダート1400mと一緒です。
ローテーション的には中山1800mからのローテーションが多いでしょうか。
中山の1800mはタフなコースなので、そこでパワーが足りず適性が合わなかった馬の巻き返しを狙いましょう。
理想的な穴馬は、東京で実績があり、中山1800mで凡走し、人気を落とした馬ですかね。
多少の芝血統も必要?
まず、種牡馬別成績を見てみましょう。
ダート1400mと違うのは、純粋な米国血統も来ていますが、ゼンノロブロイ、ハーツクライ、シンボリクリスエスといった芝寄りの血統も来ているということ。
母父でもサンデーサイレンスが入っている馬の好走も目立ちます。
芝スタートということもあり、さらに直線が500mあるので、溜めて切れるスタイルがハマるコースと言えます。純粋な米国血統より、多少の芝要素が必要ということでしょう。
以上を意識して東京ダートを楽しみましょう。