重賞回顧

シンザン記念&今開催の京都と中山の分析

シンザン記念を振り返ります。

ペースは47.3-48.4で-1.1秒のややハイペース。
まぁハイペースというよりは、時計がかかる馬場なので、相対的に前半が速くなってしまった感じ。
今開催の京都は開幕週にしては、かなり時計がかかっている。過去10年のシンザン記念のタイムを見てみましょう。

17年、18年は馬場が悪かったので参考外とし、良馬場で開催された中では今年が1番遅いタイム。
今年の開催で特徴的なのが、上がり3Fがかかっているところ。

では、個別に見ていきましょう。

1着 ヴァルディゼール

まぁ上位の中では一番上手く内を立ち回っているのは確かだが、力のいる馬場で末脚が使えたのもまた確か。
ただ上位の差は、完全に立ち回りの差だと思う。

2着 マイネルフラップ

正直、びっくりしたというのが本音。
コーナーでかなりロスのある立ち回りだったが、最後まで切れる脚というよりは、力強い脚で伸び続けた。
出走馬分析でも述べたが、力のいる馬場で実績を出しているのは分かっていた。
重賞でどうかという点で、軽視してしまった。反省したい。

3着 ミッキーブリランテ

これもなかなか強い競馬をしていたと思う。
この馬もピッチ走法なので、道悪も向いていると思う。
今回に関しては、1800mの経験が、このタフなレースに生きたと思う。

4着 パッシングスルー

期待していたんだけどねえ。
まぁ正攻法でいって伸びきれなかったという感じ。普通に考えれば牝馬の関東馬というのは、輸送もあるのでかなりきついのは確かなんだよね。それでも、ノーザンファーム天栄での調整にかけたのだが、やっぱりアーモンドアイって別格なんだなと思わされた。
この馬に関しては、新馬戦の感じからも、高速馬場で切れる脚が使える方が良いと思う。

 

次に中山の馬場について少々触れます。

京都と比べるために、マイル戦で見てみると、3歳オープンのジュニアカップが1.33.8。
この時期の中山にしてはかなり時計が出ています。
京都は時計がかかる馬場、中山は高速馬場とみてよさそうです。

 

関連記事

  1. 重賞回顧

    関屋記念回顧

    まず関屋記念から。結果としては、…

  2. 重賞回顧

    【2019NHKマイルカップ】グランアレグリアはなぜ負けたのか【アドマイヤマーズ】

    NHKマイルカップ、勝ったのは2番人気M.デムーロ騎乗のアドマイヤマー…

  3. 重賞回顧

    【2019重賞回顧】新潟記念、小倉2歳ステークス

    新潟記念と小倉2歳ステークスの回顧を少し。レイエンダの惨敗っぷりを…

  4. 重賞回顧

    第66回神戸新聞杯(GⅡ)回顧

    更新が止まっており、すみませんでした。これから少しスタイルを変…

  5. 重賞回顧

    アルゼンチン共和国杯(GⅡ)回顧

    今日の東京のレースを見てて思ったのだが、関東の騎手のペース配分酷すぎな…

  6. 重賞回顧

    川田の逃げが素晴らしい件

    ジャパンカップが終わりました。まずは着順から。&n…

  1. 重賞回顧

    第64回産経賞オールカマー(GⅡ)回顧
  2. 重賞予想

    【雨予報】2019阪神大賞典(GⅡ)で狙いたい穴馬とは【出走予定馬】
  3. 重賞予想

    2018菊花賞(GⅠ)出走馬分析 後半
  4. 重賞

    【2019有馬記念】なぜアーモンドアイは有馬記念に出走するのか
  5. 重賞回顧

    アルゼンチン共和国杯(GⅡ)回顧
PAGE TOP