週末の天気を見ていますが、少し降りそうですね。
それを考慮して、枠順発表前ですが、予想を整理したいと思います。
◎ミッキーロケット
条件としては揃いつつある。
まず少し雨が降ってくれることは、この馬にとってプラスに働く。
そもそも、この馬は瞬発力に秀でた馬ではない。それは近走の上がりタイムを見ても分かる。
好走した宝塚記念を見ても、10秒台のラップを求められるレースは苦手で、12秒前後のラップを淡々と刻むレースが得意だと分かる。
ミッキーロケットの強みは、先行できること。有馬記念の好走条件に一番マッチするのが当馬だと思う。
あとは、とにかく内枠が欲しい。内に入れば強く狙いたい一頭。
〇レイデオロ
前走、天皇賞秋では強い競馬を見せたレイデオロ。
キセキが作り出した淡々とした速いラップを、正攻法で完封勝利。
時計も優秀で、今回もキセキが逃げる展開になると、締まったレースになると思われる。
そんな中で、締まったラップのレースを快勝していることは大きな強み。
そして、キセキは、ジャパンカップを使い、有馬記念が秋4走目なのに対し、レイデオロは秋3走目。
実際、ルメールの都合に合わせて、有馬記念を使う予定になったはずですが。ジャパンカップにアーモンドアイが参戦したのでね。そういう意味で言えば、レイデオロも本来はジャパンカップを使いたかったはず。
藤沢厩舎も、中山はあまり好きなコースじゃない。
それでも、今年のルメールは、やはり買わざるを得ないですね。
枠も、この馬は外過ぎなければ、どこでも良いと思う。
基本的に上がりが使える馬は、外でも2,3着に来る可能性はあると考えた方が良い。
ミッキーロケットのような馬が外に入ると、2,3着も厳しくなるのだが・・・
▲ブラストワンピース
唯一参戦の3歳馬、ブラストワンピース。
父ハービンジャー、母父キングカメハメハという血統。モズカッチャンと一緒ですね。
とにかく馬体が立派で、馬体重も530キロある。それゆえに内を割る勝負根性もあり、新馬、ゆりかもめ賞、毎日杯では、馬群を蹴散らして抜け出している。
そういう意味では、馬群が凝縮しやすい有馬記念はもってこい。内枠もどんとこいである。
ただ、スタートに不安があり、上手くスタートを切れるかどうかは結構重要。
菊花賞からの距離短縮も良いと思う。後は池添が上手く乗ってくれるかどうか。
今年は、持ち前の勝負強さが影を潜めているが、元々大舞台に強い騎手。
グランプリも、オルフェーヴル、ドリームジャーニーで何度も制覇している舞台。ここは期待したい。
△モズカッチャン
前走、エリザベス女王杯3着。
元々、叩き良化型タイプ。3歳時も、叩きのローズSで惨敗、秋華賞で3着、3走目のエリザベス女王杯で勝利と、いかにも叩き良化型の典型。
今回は、エリザベス女王杯が休み明けで3着。いかにも使って良くなりそうだ。
この馬の取捨は、馬体重でも判断したい。前走が+6キロ。
3歳時も、ローズSで+14キロ。秋華賞、エリ女と馬体重を絞ってきている。
今回も、しっかり絞れていれば期待大だ。
鞍上、Mデムーロも、先週朝日杯を制覇し、ようやく調子を上げてきた感じ。ノッてくると手が付けれない騎手なので、要警戒だ。
△パフォーマプロミス
前走、アルゼンチン共和国杯を完勝。
アルゼンチン共和国杯→有馬記念は、ゴールドアクターと同じ。
この馬は6歳馬なのがデータ的には気になるが、そもそも大切に使われてきた馬で、まだキャリア14走。
6歳馬ながら、ようやく本格化してきた感じで、その点は大丈夫そう。
父ステイゴールドで舞台設定もバッチリ。
ある程度、前目にもつけられる馬なので、内枠が欲しいね。
×シュヴァルグラン
この馬に関しては、同じ6歳馬でも下降線気味の6歳馬。
やはり、去年のレースぶりと比べると、物足りなさは感じるが、前走ジャパンカップも悪くはない。
昨年の有馬記念も、若干の不利を受けながら3着。
能力は認めるが、これ以上の評価はできないかな。
×キセキ
この秋、ある意味一番の成長を見せた馬ではないでしょうか。
川田騎手に変わり、脚質を逃げに変えてから、素晴らしいレースぶりを見せています。
この馬の逃げの特徴は、とにかく厳しい流れを作ること。
前々走、前走と、川田騎手の逃げは完璧だったと思います。
ですが、逆に言うと、それでも勝ちきれなかった。
加えて、今回は秋4走目。相当キツいレースにはなると思う。
前に行く馬なので、もちろん内目の枠が欲しいところ。