素材は確かだが、出遅れという致命的な弱点を持つサラキア。
前走ローズSでは2着に入り、秋華賞への出走権をもぎ取った。
モレイラの騎乗停止で、急遽池添に手綱が戻る形となったが、スタートを決めアーモンドアイの3冠を阻止することができるか。
白百合S
ペースは46.8-46.9でミドルペース。
相変わらずスタートが悪く後方からの競馬に。
徐々に位置を上げるが、先頭とはかなり距離がある中で直線を迎える。
末脚を伸ばし、何とか2番手の馬はゴール前で差すが、メイショウテッコンには遥か及ばずの2着。
やはり、スタートの悪さがかなり痛い。
流れた中でも末脚は確かで、持続した良い脚が使えているのは好材料。
青島特別500万下
パッと見て分かると思うが、このレースまったく道中緩んでいない。
確かに、この時の小倉は超高速馬場だったのもあるが、このラップを捲って3馬身差のレコード勝利は評価してよい。
ラップ的には11.6あたりのペースを外から捲っていっているので、淡々とした流れにも対応できそうだ。
ローズS
このレースも出遅れ気味だが、前よりは少しマシになった印象。ただ、相変わらず出ないのは変わらない。
ただ、このレースでは意識して前半出していき、二の足で中団ぐらいにつける。
そのまま直線、ペースが遅い中で内有利、前が止まらない状況の中、外からジリジリと末脚を伸ばし2着。
前半出していったのもあり、多少末脚が削がれた印象もあるが、それでも最低限、権利を取ってきた。
内、前がバイアス的に有利だったと思うので、よくやったのではないだろうか。
秋華賞に向けて
正直、出遅れはかなり痛い。今回も奇数枠、出遅れは必須だろう。
ただ、ペースとしてはスローからのトップスピード戦よりは、淡々とした流れから末脚を引き出すレースの方が向いている感じがするので、秋華賞のペース自体は合いそう。あとは、ある程度スタートが出て、無理なく中団ぐらいの位置が取れれば、もしかすると、もしかするかもしれない。池添も単純な差し比べでアーモンドアイに勝てるとは思っていないだろうし、勝ちに行くのであれば、ある程度ロスのない競馬をするのではないか。あとはスタートが出るのを祈るだけだね。