今週は優駿牝馬(オークス)です。
GⅠの中でも「荒れるGⅠ」と「荒れないGⅠ」がありますが、このオークスは間違いなく「荒れないGⅠ」に分類されます。
そもそも、牝馬がオークスに向かう道のりには2つあって
1つ目が王道路線(桜花賞組)
2つ目が別路線組(フローラS、忘れな草賞など)です。
このオークスでは王道組を基本的には重視しましょう。
まずデータで簡単に見ていきます。
オークス過去10年データ
まず、見てもらいたいのがこのデータ。
過去10年で単勝回収値が57円、複勝回収値が45円。
値が100円を超えると、全頭買いしてもプラス。
つまり、この値が高ければ高いほど荒れるレースとなります。
このレースがいかに荒れないか、お分かりいただけたでしょう。
次は、前走レース別成績
数も多いですが、やはり桜花賞組が中心。
フローラSは数は多いですが2,3着まで。
勝ち切るのは王道組(桜花賞組)です。
前走、桜花賞を詳しく見ていきます。
前走が桜花賞の王道組でも、馬券になるのは桜花賞で3着までに入った馬がほとんど。
そりゃ、固いレースになりますわな。
では、王道組からどの馬を中心視するのか。
私はクロノジェネシスを推します。
クロノジェネシスがオークスで買える理由
まずは、クロノジェネシスはバゴ産駒なんですよね。
バゴは欧州血統で、長距離に適性があるので血統的に良いでしょう。
そして、このクロノジェネシスには出遅れ癖があります。
基本的に出遅れる馬は距離が短いと、そのスタートの差を埋めることが困難になります。
距離が長いほど、前にとりつく時間的余裕があるので、相対的に長距離は条件が好転します。
そして、この馬の一番の武器は「瞬発力」です。
おそらく、この世代で一番切れる脚を持っているのはクロノジェネシスでしょう。
スローの瞬発力勝負になれば、この馬の右に出る馬はいないでしょう。