NHKマイルカップ、勝ったのは2番人気M.デムーロ騎乗のアドマイヤマーズでした。
1番人気グランアレグリアは降着で5着に。
この記事では、グランアレグリアがなぜ負けたのか見ていきます。
NHKマイルカップの結果
ペースとしては45.8-46.6でほぼ平均ペース。
前に行きたいメンバーも多かったし、何よりグランアレグリアとアドマイヤマーズが早めに仕掛けるだろうという予想だったので、このペースは想定の範囲内。
メインまでのレースを見ると、かなりの外伸び馬場だったと思うので馬場バイアスで言うと内<外という感じかな。実際、メインレースもピンク帽の2頭のワンツーフィニッシュとなった。ケイデンスコールは朝日杯で4番人気に推された馬で、新潟2歳Sを含め左回りではすべて連対している馬。まぁ、外伸び馬場の恩恵を1番受けることができた馬でもあるかな。
戦前の予想通り、仕掛けが早くなり前傾ラップになったので、先行馬には辛い展開になったと思う。ケイデンスコール、カテドラルともに上がりが使えて差せる馬だったので上位に来れたと思う。先行馬で言うと、ワイドファラオは良い走りができていたと思うので、今後も注目していきたい。元々、走法が良い馬として目をつけていたのもあるが。
グランアレグリアはなぜ負けたのか
さて、本題ですが。
正直、負けるべくして負けたと言えるでしょう。
それは、グランアレグリアにとって不都合な点がいくつか重なっていたからです。
まず1つ目から。
前日の悪天候
これは本当に予想外でしたね。
グランアレグリアは超高速馬場で能力を発揮できる馬なので、土曜日の雹はマイナス材料だったと言えるでしょう。日曜日は確かに馬場が乾いて良馬場までいきましたが、それでも超高速馬場まではいかなかったように思います。土曜日の悪天候がなければ、間違いなくより良い馬場でできたはずですからね。
内目の奇数枠
朝日杯での敗因が明確で、「外から被されたこと」でした。
これを踏まえると、出遅れ癖のあるグランアレグリアにとって内枠の奇数枠というのはベターではありません。しかも、朝日杯で外から被せてきたアドマイヤマーズが自身より外というのも悪い条件でした。
これでもスタートが決まれば問題ないのですが、今回はスタートも良くなく、馬群に包まれる形での競馬に。折り合いを欠いていたようにも見えたので、相当きつい展開になったと思います。
グランアレグリアの買い時とは
つまり、グランアレグリアについてまとめると。
気性は良くない方で、スタートにも不安有→内枠より外枠。偶数枠がベター。牡馬混合戦は良くない?
速いスピードを持続する力に長けている。切れる脚はそこまであるわけではない→馬場が良い時に買う。馬場が渋ると良くない。
という感じですかね。
割と買い時ははっきりしている馬だと思うので、参考にしてみてください。
※ルメール騎手がダービーまで騎乗停止になりましたね。
ノーザンファーム関係者は冷や汗ものでしょうな。