新潟記念と小倉2歳ステークスの回顧を少し。
レイエンダの惨敗っぷりを見ると、しっかり前走のレースを分析することは大事だと再認識しました。その辺の理由も含めて見ていきます。
2019年9月1日 新潟記念(GⅢ)
ペースが58.6-58.9なのでミドルペース。
最初の2ハロン目、3ハロン目が結構流れているので、切れ味勝負というよりは長く良い脚を使える馬が上位に来ていると考えていいでしょう。
まず1番人気で10着に惨敗したレイエンダの分析から。
そもそも強くない?レイエンダの敗因は?
ルメールの人気もあって休み明けでも1番人気に支持されたレイエンダですが、結果は10着惨敗。
最近は天栄という「劇薬」のおかげで休み明けでも走るノーザンファーム生産馬ですが、この馬は単純に力不足でしょう。そもそも、あまりこの馬を強いと思ったことがありません。前走のエプソムCもかなり恵まれての勝利でした。エプソムCの結果を見てみましょう。
分析するまでもないですが、レースの上がりが32.9秒というドスローのレース。
とにかく前に行ったもの勝ちのレースなので、まったく参考になりません。この辺のペースバランスを読む能力はさすがルメールといったところ。
エプソムCのレース後に騎手心理について記事を書いていたので紹介しておきます。
ということで、前走の勝利も恵まれてのものだったので、今回のレイエンダの惨敗もある程度想定内と言っていいでしょう。ルメール騎手がこれでレイエンダを見限るのか注目ですね。
ディープインパクト産駒は勢いのある馬を買え
競馬血統家の亀谷氏も言っていましたが、「ディープインパクト産駒は勢いが大事」だと言うことがこのレースでも証明されました。このレースでディープインパクト産駒は6頭いましたが、前走馬券内に絡んだのが4頭。そのうちジナンボー、カデナが2、3着に。
サトノワルキューレとか綺麗な走法で良い馬なんですけどねえ。今日も一瞬見せ場ありで「おっ」と思ったのですが。ディープインパクト産駒が一度崩れると中々復活までの道のりは長そうです。