重賞

【レース回顧】ジャパンカップ(GⅠ)を制したのはスワーヴリチャード

最近、顕著な高速馬場化が進む東京競馬場ですが、重馬場で行われた今年のジャパンカップ。
制したのは、5歳馬スワーヴリチャードでした。

まずは全体の回顧から。

レース回顧

ペースが60.3-24.3-61.3で、ややハイペースと言っていいでしょう。
なかなか、ジャパンカップで見るラップではないですね(笑)

ダイワキャグニーが逃げて、ある程度残っているので、そう思うとダンビュライトがここまで崩れているのが解せないなあ。ダンビュライトはこういうレースラップは得意としていたので、ちょっと不可解な負け方だと思う。結構、気性的にも難しい馬なのかもね。

では、それぞれの馬の回顧を。



1着 スワーヴリチャード

元々、左回りでは安定した結果を残していた馬で、最近は善戦はするものの勝ちきれないレースが続いていた。そんな中での今回の勝利。この馬場がうまく味方してくれた感じはあるね。

ディープインパクト産駒が年を重ねて能力を落とすのに対して、ハーツクライ産駒は年を重ねてからの成長力を感じる馬が多い。この馬も、3歳から活躍していた馬ですが、5歳になってからGⅠを勝つわけですから。後でカレンブーケドールの時にも話しますが、ディープインパクト産駒は3歳時にピークが来る馬が多いです。サトノダイヤモンドもマカヒキもワグネリアンも明らかにピークは3歳時でしょう。これは今回のレースで確信に変わりましたね。

2着 カレンブーケドール

正直、馬券的には軽視していた馬なので、2着に来るのは予想外でした。
レースぶりを見ると、ディープインパクト産駒らしくないレースをする馬なんですよね、この馬。

確かに強いっちゃ強いんだけど、結果的に内が有利な馬場コンディション、斤量有利、早熟なディープインパクト産駒という点を踏まえると、ここからの成長力があるのかは疑問。3歳世代のレベルが疑問視されている中で、古馬になってから、この馬を追いかける必要があるのかは「?」だね。



3着 ワグネリアン

散々ディープインパクト産駒の話をした後で、このワグネリアンの話をするわけですが、この馬ももれなくディープインパクト産駒の傾向に合致します。新馬からの成績を見てみましょう。

まぁ4歳になってからの成績が悪いわけではないんだけどね。3歳時の成績が良すぎて、相対的に成績が悪くなる感じ。今後、勝てるGⅠがあるかなあ。何となく、もう厳しいような気がします。川田騎手もGⅠだと一歩足りない競馬が続いていますね。来週も人気馬に騎乗予定ですが果たして・・・



その他の馬

マカヒキは東京の道悪で安定して掲示板に載ってくるね。意外と道悪適正はあるのかも。ただ、今日の乗り方も明らかに着拾いの乗り方だし、今後GⅠで勝ち切るイメージはないね。

シュヴァルグランは、今回も結構狙ってたんだけど、元々使って良くなる馬なので今回は仕方ないかな。次走、有馬記念が引退レースになると思うので、どうなるか。適正はあると思うが、年齢的にもさすがに厳しいかな。

レイデオロは、前走のオールカマーの負け方が最悪だったけど、今回もまったく見せ場なし。ルメールも乗り捨てているし、もう終わってしまったのかな。昨年の有馬記念を見ても、重たい馬場は悪くはないと思うんだけどね。もうちょっとさすがに買いづらいね。

関連記事

  1. 重賞

    【GⅠ天皇賞春】ディープボンド試練の大外枠、春の盾を手にするのはどの馬か【阪神芝3,200m】

    今年も阪神芝3,200mで開催される天皇賞春。菊花賞馬が無類の強さ…

  2. 重賞回顧

    2018菊花賞のペースがやばい

    少し汚いタイトルになってしまいましたが、感じたことを書きたいと思います…

  3. 重賞回顧

    関屋記念回顧

    まず関屋記念から。結果としては、…

  4. 重賞回顧

    第66回神戸新聞杯(GⅡ)回顧

    更新が止まっており、すみませんでした。これから少しスタイルを変…

  5. 重賞回顧

    2018年秋華賞(GⅠ)レース回顧

    アーモンドアイ見事に3冠達成。ペースや位置取りを考えれば、…

  6. 重賞

    【2020年2月16日(日)】共同通信杯(GⅢ)&京都記念(GⅡ)【出世レース&古馬の始動戦】

    今週は、3歳馬の出世レース「共同通信杯」と古馬の始動戦「京都記念」です…

  1. 重賞回顧

    川田の逃げが素晴らしい件
  2. WIN5

    【2021/8/8(日)】エルムS、レパードS等々の予想たち【WIN5】
  3. 重賞予想

    2019シンザン記念。出走馬検討。
  4. 重賞

    今週のおさらい
  5. 雑記

    絶好調。C.ルメールを徹底分析してみた
PAGE TOP