11月15日、阪神競馬場で行われた第45回エリザベス女王杯。
勝ったのは大外18番枠に入った「ラッキーライラック(C.ルメール)」でした。
いや、恐れ入りました。
まさか勝ち切るとは。ルメール騎手も流石の騎乗でした。
ノームコアが逃げたりと、中々特殊なレースになったと思いますが、レースを振り返りたいと思います。
レース回顧
結局ねぇ、宝塚記念と同じような予想をしてしまったのが間違いでした。
この開催の阪神は時計が早いね。
宝塚の時期だったら上がり33秒台で上がってこれる馬場にはならない。
同じ阪神2200mのコースでも、問われる能力がまったく違うレースになってしまったね。
上位に来たのは、早い上がりが出せる馬場で結果を残しているラッキーライラックとディープインパクト産駒2頭。
正直、予想とまったく逆のレースになってしまった。馬場読み失敗。反省です。
1着 ラッキーライラック
試練の18番枠と思いきや、あっさり勝たせてしまうのが流石ルメールといった感じ。
宝塚記念の馬場状態では、まったくいいところが無かったので、今回はかなり疑問視していたが、終わってみれば33秒台の上りを出せる馬場で良さを発揮することができた。
まぁ阪神2200mはコーナーまで距離があるので、そこまで大外枠が不利になるという感じもなかったけど、それにしてもスムーズなレースができたね。ただルメールとしては、あまり早めに先頭には立ちたくなかったと思う。この馬は早め先頭から目標にされて差されることが多かったからね。(札幌記念のデムーロの乗り方をルメールは「ベストではなかった」という表現をしていました)
そういう意味では、よく残したと思う。
これで引退なのかな?有馬も合う感じはしないし、レース選択が難しいね。
2着 サラキア
正直、ここまでやれるのはびっくりだね。
というか、この馬がここまでやれているということで下の世代の不甲斐なさを物語っていると思う。
もちろん、この馬の成長はあると思うけどね。
前走の道悪での好走も意外だったし、良い意味で期待を上回ってくる馬。
この馬も5歳だから、そろそろ引退だろうか。ようやく油が乗ってきた感があるだけに勿体ないね。
3着 ラヴズオンリーユー
ごめんなさい、無印でした。
でもこの馬場なら勝ち切らなきゃダメだよね。
やはり、ピークはオークスの時で間違いないと思う。
ディープインパクト×ストームキャットだからね。
しかし、デムーロも最近ついてないよね。お手馬のラッキーライラックに勝たれてしまうあたりが。
いずれにしろ、速い上がりが使える馬場で中距離路線でどこまでやれるかという感じ。これ以上の伸びしろはないだろうね。
その他諸々
ノームコアは・・・
ノリさんは時々不可解なことをやってくるよね。爆発力はあるけど、軸にはし辛いわ、ここまでされると。
ただ、距離は少し長かったのかな。いまいち適正が分からないのよね、この馬。
あとは、やっぱり3歳の凡走が気になるなぁ。
デアリングタクトが抜けているだけで、その他の馬は酷い気がする。
ソフトフルートなんか、上り馬で結構やれるかと思っていたけど、この感じでは世代レベルに疑いを感じざるを得ないね。
さぁ来週はマイルCS。再来週はジャパンカップ。楽しみなシーズンが続きます。