30日、ディープインパクトが亡くなった。17歳だった。
頸椎の骨折による安楽死とのこと。今年の途中から種付けを中止したというニュースを聞いていたので、そろそろ危ないのかなとは思っていたが、いざニュースで聞くと驚いた。
ディープインパクトは現役時代の成績はもちろん、種牡馬としても、まさに史上最強といえる成績を残していた馬だった。しかも、種牡馬としての成績は、現時点でもトップに君臨している。それだけに、今後の競馬界に与える影響は計り知れない。
この記事では、具体的にいつからディープインパクト産駒がいなくなり、競馬界の変化が起きるのか述べていきたい。
ディープインパクトの種付け数について
ディープインパクトの種付け額は1回6,000万円にも関わらず、その種付け数は年間200回を超えていた。これが、死因の原因の1つと私は思うのだが・・・。それはさておき、ここではディープインパクトの種付け数の推移を見ていき、具体的にいつからディープインパクト産駒がいなくなるのか見ていきます。
次の表は、次の2つのサイトを参考に私が作成しました。
JBISサーチ
https://www.jbis.or.jp/horse/0000742976/sire/generation/thorough_s/
日刊スポーツの記事
今年2019年デビューの世代は種付け年で言うと、2016年。生まれで言うと2017年生まれの世代である。
リアアメリア、
表を見て分かるが、順調に種付けができているのは2018年まで。
つまり、2018年に種付けされた2019年生まれが、ある程度数の揃った最後の世代と言える。
※2018年、2019年の生産頭数は、過去の割合を元に出した仮定数です。
馬のピークが4歳と考えると、この世代が4歳を迎える2023年がディープインパクト産駒が最後の輝きを放つ年となりそうだ。
つまり、2024年からはリーディング種牡馬から「ディープインパクト」の名前がほぼ消えることとなる。
これからの競馬界を引っ張るのはどの種牡馬になるのでしょう。
ディープインパクト産駒は、とにかく「瞬発力」に秀でているので、良馬場のスローペースからの瞬発力比べに滅法強かった。これが、ディープ産駒がいなくなると競馬界は混沌とするでしょうね。ハーツクライも高齢ですし、やはりディープのこども達の産駒が瞬発力勝負の中心になるのでしょうか。キズナ、リアルスティール、サトノダイヤモンド、フィエールマン・・・
うーん、こう見ると競馬界の中心はディープではなく、キンカメ系(ロードカナロア、モーリス、ドゥラメンテなど)にシフトする気がします。あくまで個人的な見解ですが。